2014年 11月 10日
11月9日(日)、昨日の富山湾編につづき、塩の道第3弾、「石坂越えルート」を歩いてきた。 おたり道の駅に駐車し、JR北小谷駅から電車でスタート地点の南小谷へ行く。富山~糸魚川と乗り継いできた電車組も含め、1両編成の電車はほぼ満席だった。 天気予報ではお昼前には雨との予報であったが、南小谷はどんよりと曇っていて気温は10度と寒く、手先が冷たいほどだ。 到着した小谷駅舎で雨に備えて雨具を着たりスパッツを付ける仲間もいた。 できれば、山の斜面が崩落して危険な「フスベ」を通過するまで雨が降らないようにと願いながら駅前をスタートする。 小谷の山々は紅葉の見ごろを迎えていたが今年は色づきが良くないようだ。 順調にスタートしたものの、虫尾集落でルートを間違ってしまい住民の指摘で10分程度のロスを作ってしまった。(全ルートの下見をしていなかったので覚悟の上だったが・・・・) 下り瀬に一旦、下った後、車坂の急登をこなしフスベの崩落ヶ所を無事通過し、ホッとして池原集落に入ったが、ここからさらに石坂峠(塞の神)への長い登りが待っている。 この辺りから雨がポツポツと降り出したが傘をさすほどでもなく、登りで火照った体には快適に感じるくらいだ。 上った息を整えながら峠を越え、石坂集落に下り、幸田文文学碑の小公園で少し早いランチタイムにする。 文学碑では先客のグループ(7~8人)が同じように休憩中で、しばらくして北小谷に向けて歩き始められた。 遅れること10分、我々も再スタートし、浦川橋を渡り浦川に沿った道に降り、雑木林の中を進むと松が峯の無線中継塔が見えてくる。 この辺りで先客グループを追い越し、松が峯に登ったが、予想していた通りトイレは閉鎖されて使えず、ここは通過することにする。 雨も小降りではあったが降り出したこともあり、北小谷に向けての下り坂を益々速いペースで下り、小谷橋西詰めにゴールした。 なんと、予定していた時間より1時間も早いゴールになってしまった。 行程は小谷村観光協会HPのコース時間より30分ほど早い行程を組んだが、それ以上に速いペースで歩いたことになり、「もっと余裕を持って小谷村を見てほしい」と村役場から叱られそうだ。 結局、電車組の人達には糸魚川行きの電車時間まで1時間以上も待ち時間があるので、マイカー組に分乗してもらうことにして解散する。 今回のコースは塩の道でもメジャーなルートではなく、ローカル色が強い日本の代表的な山村風景の中を歩きましたが、きつい登りがあったにもかかわらず心が洗われるようで、歩き終わっても疲れは感じず爽快感が残る、とってもいいコースだったと感じました。 1.参加者:22名 2.歩いた距離・時間:12km 3時間20分 標高差:300m 3.ウオーキングルート図 9:30 南小谷駅前スタート 小谷郷土資料館を過ぎたあたりで左に折れる 9:50 和平・燕石 虫尾地区の阿弥陀堂付近で道を間違う 10:10 下り瀬集落 ここから車坂の急登 10:30 フスベ(斜面崩落はある程度修復されていた) 10:45 池原集落 ここから石坂峠へ長~い登り 11:15 石坂峠(塞の神) 11:30 幸田文文学碑・・・・・・ランチタイム 15分 11:45 浦川橋を渡り浦川の左岸へ 12:00 松ケ峯・・・通過 12:30 来馬諏訪神社 12:40 小谷橋西詰にゴール 12:50 小谷道の駅 6.写真など 小谷駅前でスタート前のミーティング 阿弥陀堂のすぐ横を下る道しるべを見落としたのが原因。 歩ける幅に修復されていた。 Kさんに万一のためにザイルを持参してもらったが、使わなくてよかった。(ありがとうございます) 登りが続く。 日本古来の信仰で、村の入り口を悪霊から守る神様とか。 幸田文さんは幸田露伴の娘で、東京向島生まれ。70歳を過ぎてから全国の崩壊場所を訪れ、 「婦人の友」に寄稿していたそうで、立山砂防にも訪れているとか。 この浦川地内で大掛かりな崩壊があったと、碑に記されています。 今回は標識が設置され迷うこともなかった。 今回は中山さんの協力を得て、来年度に第4弾として歩く予定ヶ所を行き帰りに下見してくる。 次回(15日)は紅葉真っ盛りの神通峡(片路峡)を歩きます。
by pckuri
| 2014-11-10 14:02
| 塩の道編
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Comments(2)
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ふきのとう
at 2014-11-10 16:11
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きれいな紅葉の中、新しい塩の道のコース、
本当は春から楽しみにしていたんだけど、バイトがはいってしまって、いけませんでした。 来年から定期コースになるよね?
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pckuri at 2014-11-10 18:32
ふきのとうさん 参加されなくて残念でしたね。
これまでの塩の道と違いメジャーになってないだけ、石坂越えルートは新鮮でした。 日本の代表的な山村の風景がとっても印象に残っています。 これぞ日本の原風景という感じで、もっとゆっくり歩きたいところです。 勿論、来年も定例のコースにしたいと思っています。 |
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