2017年 06月 07日
ウォーキング冒険塾の県外特別編で、中山道(南木曽駅~妻籠宿~馬籠宿~落合宿~中津川駅)を2日間の日程で歩いてきました。 初日(6月4日)富山駅北からチャーターしたバスで出発し、新富バスセンターにも寄りスタート地点の南木曽駅に向かった。 朝から雨が降り、富山県境を越えるころまで時々、車窓に雨があたり不安定な空模様であったが、南木曽はスッキリとした青空で初夏を思わせる天気になった。 予定していた時間より30分遅れで南木曽駅をスタートし、江戸から42番目の妻籠宿を目指し木曽路を歩いた。途中、妻籠城跡にも寄り城跡展望広場から山また山に囲まれた妻籠宿を見下ろすことができた。 妻籠宿は国の重要伝統建造物保存地区の第1号に選定されただけあって、街並みは江戸時代にタイムスリップしたように感じられ情緒いっぱいの宿場町だった。 妻籠宿からさらに大妻籠集落を通り、一旦、中山道を離れ男滝・女滝にも寄り7号線に出て再び中山道を登る。 倉科祖霊社辺りから一石栃白木番所跡に出て、きつい登りをこなすと初日のゴール先・馬籠峠に出る。ここからチャーターしたバスで南木曽温泉郷の「ホテル木曽路」に向かった。 1.参加者:46名 2.歩いた距離・時間:12km 3時間20分 4.ウオーキングルート 《全体図》 6.写真&コメント 南木曽駅には大型バスが入れないため、R19号線沿いのコンビニ駐車場で下車する。 予想外の場所からのスタートとなり、コンビニは駅の手前と聞いたので逆方向に歩き始めてしまった。 さらに行きどまりの道に進んだりとスタート早々、トラブってしまった。 一旦、線路敷に入りホームを確かめ、逆方向の場所にいることが分かり、駅を目指し南に進みようやく 南木曽駅に到着する。(この間、10分くらいのロスが出る) 南木曽駅(なぎそ駅と読む) 線路沿いに歩き始めるとすぐにSRがある広場に出るが道なりに進む。 言われる「ふりそで松」や木曽義仲ゆかりの「かぶと観音」や「腰掛石」が深い緑に包まれた境内にあった。 かぶと観音は、義仲が平家追討のため北陸道から上京するとき、木曾谷の南の押さえとして妻籠城を築き、 その鬼門にあたるこの神戸の地に祠を建てたが、その際、兜の中におさめていた八幡座の観音像を安全祈願 のために祭った。」といわれています。 さしかかる。 街道はヒノキ林の鬱蒼とした森が続き、林間を通る涼風が心地よい。 趣ある石畳の道を辿って行くと、中山道で名石の一つと言われている蛇石が街道の脇に現れます。 どう見ても蛇のようには見えない石だが‥‥ には「妻籠城跡」の石碑が置かれている。 分岐点で全員が揃うまで小休憩。 13:15 妻籠城の見取り図 妻籠城は、豊臣秀吉と徳川家康が小牧・長久手の戦いで対立したとき、秀吉方の木曾義昌が建てたもので、 その時、家康の軍に攻められたが落城しなかった堅城である。 また、関が原の戦いに於いて、徳川秀忠が戦いには間に合わず、ここ妻籠城でその勝利を知らされたとさ れる場所でもある。 13:30 明治24年(1891)の濃尾地震で頭の部分が崩れ落ちてしまったとか。 その昔、水面から飛び出した鯉の形のようだったそうですが、蛇石同様に鯉には見えません。 口留番所とは宿場が開設された当初は住人がいないため、各所から人が集められたらようです。 集められた住民が逃げないよう監視する役目を担っていた。 妻籠宿は中山道と飯田街道の分岐点に位置し、古くから交通の要所として栄えた。 明治以後、国道、鉄道が通らなくなったこともあり妻籠宿は発展から取り残され、衰退の一途をたどる こととなった。 しかし逆に江戸時代の宿場の姿を色濃く残している町並みが見直され、町並み保存運動が起こり、国の 重要伝統建造物保存地区第1号に選定される。 町並みは、江戸時代にタイムスリップした感じで、どれも当時の面影を残た情緒いっぱいの宿場町が続い ている。 本陣 1 脇本陣跡 1 旅籠 31 全長約800m 町並みをゆっくり散策する。 ここは吉川英治の「宮本武蔵」での舞台となった場所でもある。 やがて、男垂川に架かる木の橋を渡り樹林の中を歩くが、川の瀬音が心地よい。 この先チョット言ったところで分かって引き返す。 ここが初日のゴール地点で、お迎えのバスでホテルに直行する。 二日目につづく・・・・・
by pckuri
| 2017-06-07 09:01
| 中山道編
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Comments(6)
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pc6hayashi at 2017-06-07 16:54
このコースは予定も立てず気ままに気の向くまま、時間構わずゆっくりと行ってきた来た所なので、懐かしくじっくりと読ませてもらいました。
ありがとうございました。
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pcharuko at 2017-06-08 04:25
先生凄いいいコース 懐かしい所もあり じっくり楽しみました
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pckuri at 2017-06-08 07:54
林さん 木曽の自然や江戸時代にタイムスリップしたような宿場を楽しみながらゆっくり歩かれたようですね。
自分も過去にバスツアーでしたが、妻籠宿と馬籠宿をスポット的に散策しただけだったので、今回のウォーキングは大変満足できるコースになりました。
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pckuri at 2017-06-08 08:00
春子さん 古の街道歩きは大好きです。
この道を良寛や一茶、宮本武蔵や近藤勇が歩き、そして大名行列も列をなして通たとか、そんな想いを感じながら歩いていると、三度笠でもかぶりたい気になりましたよ。
上杉裕世 尾崎英外
中山道
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